革新的新薬の開発促進などを総合的に議論する厚生労働省の有識者検討会は13日、ベンチャー支援の在り方について、有識者や関係企業からヒアリングした。アカデミアの創薬研究の強化、治験などへの政府補助を海外開発にも適用、オーファン指定の要件緩和、日本発新薬の開発のため前例主義を脱却した評価システムの構築など、多彩な提案が行われた。【ライター　設楽幸雄】

　アカデミアに関しては、創薬基盤技術の研究や疾患原因・標的分子の研究のさらなる充実だけでなく、創薬研究の推進を強化すること、また、創薬基盤技術の開発者と疾患原因・標的分子の研究者との共同研究を推進して、アセット（資産、パイプライン）を創出することが必要とされた。

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