医療費は、コロナ禍の反動で4.6%増と高い伸びを示した2021年度に続き、診療報酬改定のあった22年度も4-8月で3.1%増と、最近5年間では21年度に次ぐ高い伸びとなっている。減少傾向が続いていた延べ患者数が21年度から増加に転じ、22年度も増加が続いているためだ。だが、総患者数は、まだコロナ前の水準には戻っていない。【ライター 設楽幸雄】
厚生労働省がまとめた最近の医療費の動向22年度8月号によると、4-8月の医療費は18.8兆円で、前年同期比3.1%増となった。
最近の医療費の伸びは、15年度3.8%増、16年度0.4%減、17年度2.3%増、18年度0.8%増、19年度2.4%増、20年度3.1%減、21年度4.6%増と推移。21年度はコロナ禍の反動で、最近では最も高い伸びとなった。
(残り788字 / 全1135字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】