2024年度に各都道府県で運用が始まる第8次医療計画の枠組みを話し合う厚生労働省の検討会が24日開かれ、同省は、計画の作成指針の見直しを巡る議論の取りまとめに向けてたたき台を示した。21年の医療法改正を踏まえ、新興感染症への対応を都道府県が医療計画に新たに記載するほか、がんや糖尿病、精神疾患で「かかりつけ医」と専門医らとの役割分担を進める方向性を打ち出した。【松村秀士、兼松昭夫】
ただ、今回は「かかりつけ医機能」の具体的な内容にまでは踏み込まなかった。その機能の発揮を促す制度の整備を巡り、政府内で議論が進んでいるためで、外来医療の確保に関するガイドラインの取り扱いを必要に応じて検討するとしている。
24年度に運用が始まる次の医療計画の枠組みを巡る話し合いは、「第8次医療計画等に関する検討会」が21年6月に始めた。厚労省はこの日、
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