政府の全世代型社会保障構築会議は24日、「かかりつけ医機能」を発揮できる制度の整備など年末の報告書に盛り込む論点を整理した。「かかりつけ医機能」に関しては、自治体が把握した情報に基づき地域の関係者が改善点を協議する仕組みの導入を検討する。【兼松昭夫】
24日には関係閣僚らによる全世代型社会保障構築本部も開かれ、岸田文雄首相は、早急に実施すべき課題と中長期の課題を整理した上で報告書を取りまとめるよう求めた。構築会議では、次の会合から論点整理に沿って取りまとめに向けた議論を始める。
「かかりつけ医機能」は、厚生労働省令で「身近な地域における日常的な医療の提供や健康管理に関する相談等を行う機能」とされており、それをベースに明確化を検討する。
具体的には、幅広い診療・相談に加え、在宅医療への対応や介護との連携機能を併せ持つ医療機関を自治体や患者が把握・認識できるような仕組み作りを目指す。
「かかりつけ医機能」の活用は、
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