75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度について、厚生労働省は17日、高所得者が支払う保険料の年間の上限額を現行の66万円から80万円に引き上げる見直し案を社会保障審議会・医療保険部会に示した。支払い能力に応じた負担を求めることで、高齢者医療費の一部を賄っている現役世代の負担を抑えるのが狙い。一部からは、引き上げの対象となる人の急激な負担増を緩和するための経過措置を設けるよう求める意見が出た。【松村秀士】
保険料上限の引き上げは、2024年度から適用される。75歳以上の加入者の約1.3%が対象となるが、低所得層の保険料負担は増えない。引き上げ分は、
(残り469字 / 全746字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】