厚生労働省は2024年度に始まる第4期医療費適正化計画で、白内障手術や外来での化学療法の実施、リフィル処方箋の導入といった医療資源の投入量に地域差がある医療の適正化などを新たな目標として設定するとともに、既存の目標についてデジタルを活用した効果的な取り組みを進める。また、各取り組みの実効性を高めるため、都道府県の責務や取り得る措置を明確化する。こうした方向性を17日の社会保障審議会・医療保険部会に示し、おおむね了承された。【松村秀士】
厚労省がこの日提示した見直し案では、第4期計画で新たに目標を設定する項目はほかに、▽高齢者の骨折対策など医療・介護の機能連携を通じた効果的で効率的なサービス提供▽高齢者の心身機能の低下に起因した疾病や介護の予防の取り組み▽急性下痢症などに対する抗菌薬の処方といった効果が乏しいというエビデンスがあると指摘されている医療の適正化。
このうち、リフィル処方箋については
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