厚生労働省は、医師の地域偏在の度合いを示す「医師偏在指標」を見直す。この指標のベースとなる性別・年代別医師数の算定式を変更し、圏域をまたいで兼業する医師の場合、主たる勤務先を0.8人、兼業先を0.2人としてカウントする。複数の医療機関に勤務する医師の分布を反映させるため。【兼松昭夫】
医師偏在指標は、医師の地域偏在の度合いを示す値で、医師不足の都道府県が確保目標を設定する際の判断基準となる。2020年度にスタートした現在の医師確保計画に導入された。
これまでは、主たる勤務先の医療機関のみを考慮し、その医療機関がある地域の医師としてカウントしてきた。しかし、見直し後は
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