薬価制度の在り方などを議論している厚生労働省の有識者検討会で、製薬業界と各シンクタンクの見直し案が出そろった。革新的新薬の価値評価の在り方では、高める必要性があるとの認識で一致した、その中で製薬業界案は、シンクタンクの提案内容を凝縮した形で、いわば、いいとこ取りになっている。【ライター 設楽幸雄】
革新的新薬の価値評価を高めるべきという点では、3つのシンクタンクの考え方が基本的に一致した。
薬価流通政策研究会(くすり未来塾)は、「企業届出価格承認制度」を提案。「医薬品の価値に基づくメーカーの価格設定」とし、メーカーの説明責任とした。
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