厚生労働省は26日、医療機関などでの医業経営の実態を明らかにするための医療経済実態調査で、次回も単月分の調査を実施するかどうかを、中央社会保険医療協議会の調査実施小委員会で論点に挙げた。有効回答率が低いことに加え、幾つかの課題があることから、複数の委員が実施に慎重な姿勢を示した。【松村秀士】
医療実調は、中医協が医療機関などでの医業経営の実態を明らかにするために2年置きに実施。その結果を次の診療報酬改定の議論に役立てる。新型コロナの影響を踏まえ、前回は通常の2年度分だけでなく、単月分も調べた。できる限り直近のデータを把握することに意義があるため。
しかし、前回での単月調査の有効回答率が、
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