薬価制度と医薬品流通、産業構造に関する厚生労働省の有識者検討会は21日、薬価制度の在り方についての論点案を基本的に了承した。表現などの修正を加え、厚労省が近く、中央社会保険医療協議会に報告。その上で、検討会が具体的な議論を進めていく。【ライター 設楽幸雄】
中医協は26日に、薬価専門部会や総会を開催するとしており、その中で有識者検討会がまとめた薬価制度見直しに関する論点案を報告することになるとみられる。
論点案は、全体的課題として、「革新的な医薬品の迅速導入、医薬品の安定的な供給の観点からの今後の薬価制度の在り方」に加えて、「マクロ的な視点から総薬剤費の在り方についてどう考えるか」とし、総薬剤費の在り方を論点として組み込んだ。
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