2回目の中間年改定となる2023年度薬価改定を議論した5日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会で、薬価改定時の算定方式の要素の1項目である「調整幅」の見直しが取り上げられた。健康保険組合連合会の委員が見直しに向けた議論のためのデータの提出を要請。日本医師会の委員は見直しそのものを慎重に考えるべきと反論した。【ライター 設楽幸雄】
調整幅は、薬価改定の算定方式としての「市場実勢価格加重平均値調整幅方式」の中で位置付けられている。薬価調査で得られた「税抜き市場実勢価格」(医療機関・薬局への販売価格の加重平均値)に消費税と調整幅(2%)を加えたものが、薬価改定後の新薬価となる。
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