厚生労働省は、「全ゲノム解析等実行計画2022」を公表し、ゲノム(遺伝情報)全体を一度に調べる全ゲノム解析について、がん領域での対象患者の条件を初めて明確化した。十分な量の検体が確保できることなどが条件で、2022年度はがん領域で約2,000症例の解析を実施する。【松村秀士】
厚労省が19年12月に公表した「第1版」の実行計画では、難治性がんなどの約1.6万症例と今後提供される新たな検体を対象に、最長3年をめどに先行解析を実施する方針を示していたが、具体的な対象患者の条件は示していなかった。
今回公表した新たな計画には、がん領域での解析の対象者として、
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