社会保障を支える人材の確保を掲げた2022年版厚生労働白書は、将来的な過剰が予想される薬剤師数については、大学定員の検討と偏在を解消する方策の検討が必要だとした。偏在の解消に向けては、多職種連携や薬薬連携の重要性を指摘。広島県福山市のファーマシィ薬局引野の取り組みをコラムで紹介した。【ライター 設楽幸雄】
薬剤師の偏在問題では、特に「医療機関を中心として薬剤師が充足していない状況についても対応策の検討が必要」とし、医療機関の薬剤師は、▽多職種と連携しながら病棟の薬剤業務の充実を図ることが求められ、医師からのタスク・シフト/シェアとして薬剤師が薬物療法に積極的に関わっていく期待も高い▽地域の薬局や訪問看護機関との連携にも関与していく必要がある-などとした。
ファーマシィ薬局引野は、地域の病院や多職種と連携しながら、在宅業務を積極的に行っている薬局として紹介している。
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