厚生労働省は20日、2023年度に始まる国の第4期がん対策推進基本計画で、がん検診の受診率の目標値を現行の50%から60%に引き上げることを、がん対策推進協議会に提案した。また、科学的根拠に基づく検診を実施するため、「組織型検診」の構築に向けて検討を進めることも案として提示。こうした見直しの方向性への異論は出なかった。協議会では第4期計画に関する議論を引き続き行い、年内に取りまとめる。【松村秀士】
厚労省はこの日、現行計画の中間評価の議論や、「がん検診のあり方に関する検討会」からの提言を踏まえ、▽検診の受診率向上▽精度管理▽科学的根拠に基づく検診の実施-の分野での見直しの検討の視点を示した。
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