厚生労働省は9日、全医療機関の1-2割程度が「かかりつけ医機能」に関する診療報酬を算定したことがあることを、「第8次医療計画等に関する検討会」に報告した。その算定のほとんどが、機能強化加算だという。検討会では、「かかりつけ医機能」は医師個人ではなく、医療機関が担う機能だとする意見が複数上がった。【松村秀士】
2022年度の診療報酬改定では、「かかりつけ医機能」を評価する診療報酬の見直しや新設が行われた。例えば機能強化加算については、専門の医師や医療機関に紹介したり、健康管理に関する相談に応じたりするなどし、それらに対応できることを院内などで掲示して患者に説明することが算定要件に加わった。
(残り651字 / 全947字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】