日本医療機能評価機構はこのほど、医療事故情報収集等事業の医療安全情報(No.189)を公表した。静脈穿刺前の血管拡張や温罨法のために温めたタオルを使用した際、患者に熱傷を来した事例が、2018年1月から22年6月までに16件報告されていることを取り上げ、注意を促している。【新井哉】
血管確保が困難な患者の静脈留置針を刺し替える際、看護師が温めたタオルで血管を拡張させようと考えた事例では、保温庫で温められたタオルを取り出し、看護師の前腕の内側で熱さを確認し、患者の穿刺部位に直接当てた。
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