看護職員の処遇改善の診療報酬上での対応の在り方を検討している中央社会保険医療協議会の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」は20日、シミュレーションのさらなる分析や特別調査の結果なども踏まえて議論を進めた。その中で、100種類に細分化した入院料で全部門に対応する方式に集約する方向が見えてきた。想定より高い点数設定となる外れ値の病院についても、必要な点数であり対応すべきとの意見もあった。【ライター 設楽幸雄】
診療報酬上での対応の在り方として、厚生労働省は、外来部門と外来部門以外について、▽両者を区分せずに全ての部門(医療機関全体)を対象に、入院料で対応し、点数のバリエーションは5種類または細分化(100種類)▽全ての部門(病棟単位)を対象に、入院料で対応し、点数は5種類または細分化(100種類)▽外来部門と外来部門以外に分け、外来部門は初再診料、外来部門以外は入院料で対応し、点数は外来も外来以外も5種類、または外来は細分化(15種類)で外来以外も細分化(100種類)-など、4類型で8種類の方式を設定したシミュレーションを、前回(6月10日)の分科会に提示した。
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