厚生労働省は20日、都道府県の医療計画に位置付けることが望ましいとされている「在宅医療において積極的役割を担う医療機関」や「在宅医療に必要な連携を担う拠点」について、機能や役割をより明確にすることを専門家による作業部会に提案し、おおむね了承された。地域での在宅医療の提供体制の整備や介護サービスとの連携を行うための拠点の整備を進める狙いがある。【松村秀士】
在宅医療の提供体制に求められる医療機能は、▽退院支援▽日常の療養支援▽急変時の対応▽看取り-の4つ。
「在宅医療において積極的役割を担う医療機関」は、これら4つの機能の確保に向け、24時間体制の在宅医療を提供するとともに、他の医療機関のサポートや、医療や介護、障害福祉の現場での多職種連携の支援を行う。基本的には、在宅療養支援診療所や在宅療養支援病院などの中から位置付けられる。
■在宅医療圏の設定単位、「市町村が望ましい」との意見
(残り489字 / 全881字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】