医師の時間外労働の上限規制に対する病院や有床診療所の準備状況を明らかにするため、厚生労働省は、非常勤医師による宿日直の勤務実態や、宿日直許可の取得状況などの調査を始めた。各都道府県に11日付で調査票を送り、病院や有床診療所に回答を依頼するよう呼び掛けている。【兼松昭夫】
厚労省は、回答結果を8月19日までに同省へ送るよう都道府県に求めた。調査結果は、医師の労働時間の短縮や宿日直許可の取得に向けた支援の検討に役立てる。
非常勤の医師ごとに夜間や休日の勤務実態を把握するため、調査票には、派遣元の医療機関名や「宿直」「日直」「宿日直」の週(月)当たりの回数を盛り込んだ。また、勤務医全ての時間外労働・休日労働の状況を副業・兼業先も含めて把握しているかどうかや、時間外・休日労働が年1,860時間を超える勤務医が現時点で何人いるかも調べる。
宿日直許可の取得・申請状況に関しては、
(残り521字 / 全907字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】