厚生労働省が2020年に行った患者調査の結果によると、新型コロナウイルスの感染が各地で拡大した同年10月の全国ベースでの入院受療率は、3年前の17年同月比で7.3%ダウンし、1987年以降最低の960だった。【兼松昭夫】
年代別の入院受療率は「10-14歳」と「15-19歳」を除く全てで低下した。
また都道府県別では、首都圏の1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の全てで全国ベースを下回ったが、四国や九州・沖縄地方では逆に軒並み上回っている。最高は高知の1,897、最低は神奈川の654で、ほぼ3倍の地域差があることになる。
受療率は、医療機関を受診した人が人口10万人当たりでどのくらいいるかを表す数字。厚労省が3年置きに行う患者調査では、その年の10月の受療率を入院・外来ごとに集計している。20年の調査結果(確定版)は6月30日に公表された。
それによると、
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