厚生労働省は、6月30日に開催された第89回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。病床使用率について、全国的には「総じて低水準にある」としながらも、「新規感染者数が上昇傾向に転じたことに伴い、大都市で下げ止まりの傾向となった」と分析している。【新井哉】
厚労省によると、6月22日時点の全国の入院者数は4,334人で、1週間前と比べて202人減っている。全国の受入確保病床数に対する割合は10.0%(1週間前は10.5%)で、都道府県別では、沖縄(40.4%)が最も高かった。沖縄県の入院患者数・病床使用率については「横ばいから微増の状況にあり、重症病床使用率も増加している」と指摘している。
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