薬局薬剤師の対人業務の充実に向けた対物業務の効率化を中心に議論してきた厚生労働省のワーキンググループは23日、調剤業務の一部外部委託について、「一包化」に限定し、委託先は薬局で同一の三次医療圏内とすることなどとする取りまとめを行った。また、地域の薬局間連携として機能強化型の地域連携薬局の検討を進めることとした。処方箋の40枚規制の見直しについては、対人業務の充実に逆行しないよう慎重に行うべきなどとした。【ライター 設楽幸雄】
調剤業務の一部外部委託は、政府の規制改革推進会議が具体的な検討を求めていたもの。「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」は、対物業務の効率化により対人業務に注力できるようにする観点から検討し、調剤業務の中でも手間がかかるとされる一包化を対象業務とした。
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