厚生労働省は13日、社会保障審議会障害者部会の報告書を公表した。医療的ケアが必要な障害児者（医療的ケア児者）の医療と福祉の連携について、かかりつけ医らが作成した医師意見書を活用する必要性を挙げている。【新井哉】

　医療的ケア児については、医療的ケアが必要な成人と比べて、人工呼吸器や経管栄養など「他者による日常的な医療的ケアを必要とする割合」が高いといった点で状態像が異なる。このため、2021年度障害福祉サービス等報酬改定で、新たな判定スコアによる医療的ケア児を直接評価する基本報酬を新設していた。

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