東京都が25日に公表した首都直下地震の被害想定報告書では、生活への影響の項目で、「医療機能」や「保健衛生・防疫」、「遺体処理」などの課題をまとめている。【新井哉】
「医療機能」については、揺れが大きかった地域では、膨大な負傷者が発生し、病院に殺到するが、一部の医療機関では、建物被害やライフライン機能の支障などにより、治療が困難になる可能性があると指摘。救急車不足や交通渋滞などで搬送が遅延し、重症者の治療が遅れた場合、死者が大幅に増加する恐れにも言及している。
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