政府が6月に策定する骨太方針2022に、「かかりつけ医機能の制度整備」が記載されることが確実となった。骨太方針に向けた議論を進めていた全世代型社会保障構築会議が議論の中間整理で、「かかりつけ医機能が発揮される制度整備」を含めた改革を進めるべきと明記した。財務省は「かかりつけ医の制度化」を財政制度等審議会建議に盛り込む方針だが、その考え方が骨太方針にも反映されていく。【ライター 設楽幸雄】
全世代型社会保障構築会議は、岸田文雄首相を本部長とする全世代型社会保障構築本部に設置されている。また、同会議の下に、公的価格評価検討委員会を設置し、看護、介護、保育の職員の収入増を図ることとし、実現に向けた取り組みを進めている。
議論の中間整理は、骨太方針2022に盛り込む内容を整理することを目指して検討が進められていたもので、中間整理に挙げられた内容は、ほぼ骨太方針に組み込まれていくとみられる。
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