厚生労働省は23日に開催した中央社会保険医療協議会・総会に、DPC導入影響評価としての2020年度退院患者調査の結果を報告した。減少傾向にあったDPC対象病院の平均在院日数が増加に転じ、病床利用率は出来高病院も含めてこれまでの横ばいから大幅に低下、1施設当たり救急搬送件数は増加基調から減少に転じる結果となったが、厚労省は、要因などの分析はできていないとした。【ライター 設楽幸雄】
定額払いで入院初期の評価が高く、長期化に伴い評価が下がるDPC病院では、入院患者の平均在院日数が年々短縮化されてきた。
最近では、大学病院本院群は16年度の13.11日が19年度は12.21日に短縮し、DPC特定病院群は11.87日から11.37日に短縮、DPC標準病院群は12.26日から11.77日に短縮となっていた。
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