中央社会保険医療協議会・総会は23日、診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(入院分科会)の名称を変更した上で、所掌事務に「外来医療等の評価」も含めることを了承した。外来医療に関しても、入院分科会で行われている同様の分析などが求められていることを踏まえた決定で、必要に応じてメンバーを追加する予定。【松村秀士】
変更後の名称は、「入院・外来医療等の調査・評価分科会」となる。現在の入院分科会は、入院医療に関する提出データの分析や診療報酬改定による影響等の調査・分析など技術的な課題について議論する場で、その下に2つの作業グループを設置している。
ただ、昨今では「かかりつけ医機能」や生活習慣病管理など外来医療に関する検討の必要性が高まっているほか、4月からは外来医療でのデータ提出に係る評価が新設される。こうした中で、入院分科会での議論と同じような分析対応も求められている。
■「報酬体系見直しの決定は総会」-診療側
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