社会保障審議会障害者部会で、強度行動障害や高次脳機能障害、医療的ケアを有する重度障害者の支援体制に関する議論が行われている。厚生労働省は、11日に開催された第125回障害者部会で、今後、グループホームや入所施設の役割を含め、強度行動障害、高次脳機能障害、医療的ケア、高齢化などに対応するための居住支援の在り方について検討する方向性を示した。【新井哉】
厚労省は、強度行動障害や高次脳機能障害、医療的ケアを有する重度障害者の支援体制について、特に地域における住まいの場であるグループホームにおける支援体制の整備が課題となっていることを取り上げ、▽強度行動障害児者の実態把握等に関する調査研究(障害者総合福祉推進事業)▽強度行動障害者支援に関する中核的な人材の養成に関する研究(同)▽障害特性に対応した住居の構造等の類型化のための研究(厚生労働科学研究)▽高次脳機能障害の障害特性に応じた支援者養成研修カリキュラム及びテキストの開発のための研究(同)-を踏まえ、居住支援の在り方について、「グループホーム・障害者支援施設の役割」「グループホームにおける重度障害者の支援体制の整備」などの論点を検討するよう促した。
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