厚生労働省の有識者検討会は、石巻赤十字病院(宮城県)など4病院を、同じ医療圏で診療実績が最も優れている「高度型」の地域がん診療連携拠点病院(がん拠点病院)とする一方、一部の指定要件を満たしていない別の6病院を「特例型」に類型変更することを決めた。4月1日から適用する予定。【松村秀士】
全国に約350カ所ある地域のがん拠点病院は、同じ医療圏で診療実績が最も優れている高度型と、全ての要件を満たしている「一般型」、指定後に何らかの事情で一部の要件が未充足となった特例型の3つに類型化されている。特例型は、いわば“イエローカード”を提示されている状態で、未充足の状態が一定期間続けば指定の取り消しが検討される場合もある。
4月から高度型になるのは、石巻赤十字病院と長岡赤十字病院(新潟県)、磐田市立総合病院(静岡県)、加古川中央市民病院(兵庫県)。このうち、石巻赤十字病院が特例型からの“復帰”で、他の3病院は一般型からの“昇格”となる。
■特例型から一般型への“復帰”は4病院
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