厚生労働省は4日、2023年1月からの電子処方箋の運用開始に向けて、医療機関・薬局への支援と利用者に対する配慮について、「健康・医療・介護情報利活用検討会」に報告した。【齋藤栄子】
電子処方箋の各種機能について、医療現場のオペレーションに影響を与えるような機能については、23年1月以降、段階的に導入し、PDCAにより改善を図りながら本格稼働させる考えを示した。
システムが適切に作動することを確認するため、10月ごろから複数の地域でモデル事業を実施する。実際に電子処方箋を運用し、現場に負荷を生じさせないか、診療や調剤のプロセスと整合的であるか検証を行い、必要に応じて実装する機能の絞り込みや運用の改善を行うなど、医療現場における負担を増やさないよう配慮する。
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