厚生労働省は28日、第17回健康日本21(第二次)推進専門委員会で、健康日本21(第二次)の最終評価報告書の素案を示した。新型コロナウイルス感染の影響として、「個人の生活習慣の変化」「外出自粛における医療機関受診控え(治療頻度の低下、中断)や健診・検診受診控え」「重症化のリスク」などを挙げている。【新井哉】
新型コロナウイルス感染症の影響については、各領域を担当する委員の記載も参考資料として示している。例えば、「こころの健康」に関しては、「経済的な困難、孤立・孤独の増加等、様々な要因によって、コロナ禍はこころの健康に無視できない悪影響を与えている可能性が考えられている」と記載。自殺者数についても、2020年に増加に転じたことに触れ、「若年者と女性において自殺者数の増加が認められており、今後も注視が必要である」としている。
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