2022年度診療報酬改定によるかかりつけ医機能の評価推進は、地域包括診療料と地域包括診療加算で対象疾患の拡大と要件緩和、小児かかりつけ診療料の時間外対応に応じた評価などにより、それぞれの届出数の拡大を目指す。一方、機能強化加算では、かかりつけ医機能の評価であることを明確化し、施設基準で地域包括診療加算などの年間実績数を新たに設定して要件の厳格化を行う。【ライター 設楽幸雄】
地域包括診療料と地域包括診療加算は、対象疾患が高血圧症、糖尿病、脂質異常症、認知症の4疾患のうち2つ以上の疾患のある患者となっているが、4月からは慢性心不全と慢性腎臓病を加えた6疾患のうち2つ以上の疾患のある患者となる。
これらの施設基準の届出数は、19年7月1日時点で、地域包括診療加算5,747、地域包括診療料277(うち200床未満病院46)、合計6,024(200床未満病院46)で、前年からは合計で241増加しただけだった。
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