東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第76回)が27日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、入院患者の年代別割合(26日現在)について、「70代が最も多く全体の約19%を占め、次いで80代が約18%であった」と指摘。「高齢者の入院患者数及びその割合が増加しており、重症患者数の動向に警戒する必要がある」としている。【新井哉】
コメント・意見では、入院患者数については、前回(19日時点)の1,805人から26日時点で3,027人に増加したと説明。救急医療体制が大きく影響を受けていることや、各病院で新型コロナウイルス感染症患者の病床確保を進めているため、緊急対応を要する脳卒中・心筋梗塞などの救急受診の患者の入院の受け入れが困難になっていることを説明。また、「新たに発生する入院患者数は、今週の入院率3.7%で試算すると、約6,235人となると推計され、医療提供体制のひっ迫が危惧される」とし、感染拡大時の医療体制に切り替える必要性を挙げている。
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