厚生労働省は26日、医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う「紹介受診重点医療機関」が入院医療を提供した場合の評価を2022年度の診療報酬改定で新設する方針を、中央社会保険医療協議会・総会に示した。その医療機関で入院機能の強化や勤務医の外来負担の軽減が進み、入院の質が向上することを踏まえた評価で、診療報酬改定案を2月上旬に答申する際、具体的な点数を明らかにする。【松村秀士】
新たにつくるのは、「紹介受診重点医療機関入院診療加算」。この医療機関が入院医療を提供すれば算定できるが、地域医療支援病院入院診療加算(入院初日1,000点)を別途算定することはできない。
紹介受診重点医療機関は、22年度に始まる外来機能報告などのデータを基に地域の「協議の場」で明確化される病院や診療所。選定されれば、その名称をホームページなどで広告できるようになる。
■診療情報提供料(III)の名称を変更
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