厚生労働省は26日、情報通信機器を用いて初診を行った医療機関への評価を2022年度の診療報酬改定で新たに設ける方針を、中央社会保険医療協議会の総会に示した。オンライン診療の初診料の水準を、対面の場合(288点)とコロナ禍で時限的に設けられている「電話等を用いた初診料」(214点)の中間程度とする。また、同省の指針に準拠することを求めるが、医療機関と患者の距離や再診に占めるオンライン診療の割合の上限は要件化しない。これらを中立の公益委員による裁定で決めた。【松村秀士】
オンライン診療の初診料は、対面の場合の87%程度となり、オンライン診療に関する医学管理料も対面に比べて同じくらい低く設定される見通し。2月上旬の答申で、具体的な点数が明らかとなる。
■オンライン診療料は廃止へ
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