文部科学省はこのほど、課題解決型高度医療人材養成プログラム(2016年度選定)の事後評価結果を公表した。「慢性の痛みに関する領域」などの計5件を評価しており、精神心理的な介入を提供できるエキスパート養成コース(医師、心理士、専門看護師)などを構築する「慢性疼痛患者の生きる力を支える人材育成」(名古屋市立大)については、「計画どおりの取組が行われ、成果が得られていることから、本事業の目的を達成できた」としている。【新井哉】
「慢性疼痛患者の生きる力を支える人材育成」については、優れた点として、「いたみセンターの開設や特任助教の雇用がなされるなど積極的な取組が見られる」などを挙げている。改善点に関しては、「医学部、薬学部、看護学部の学部教育の成果は上がっているが、病院に勤務する医師、薬剤師、臨床心理士の養成については不十分」「勤務医の参加を増加させるための啓発が必要」などとしている。
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