厚生労働省は24日、医師の働き方改革の推進に関する検討会の作業部会に、勤務医に対するアンケート調査の結果を報告した。調査では、医師の働き方改革の制度認知について、業務内容に応じた各上限水準の内容や宿日直許可基準の内容については、「全く知らない」という回答が約半数を占めた。【齋藤栄子】
「勤務医に対する情報発信に関する作業部会」は、医師の働き方改革の内容を広く勤務医に伝えるための方法論について検討を進めている。これまでに、作業部会の構成員から勤務医へのアンケートを求める意見が出たため、議論の参考とする目的で調査が行われた。
調査は、作業部会の構成員が所属する医療機関の協力を得て、勤務医を対象に、▽勤務医自身の働き方に関する考えを把握する▽働き方改革に関する勤務医の現時点の知識・認識度を把握する▽勤務医に向けての効果的な情報発信に関するヒントを得る-ことを目的に実施された。
対象は、2次救急医療機関以上の10医療機関で、2021年12月24日-22年1月13日に実施された。有効回答数は1,175で、回答者の内訳は、男性が72%、女性が27%。年代は、20代が15%、30代が37%、40代が28%、50代が16%などだった。
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