厚生労働省はこのほど、2006年4月に施行された「高齢者虐待の防止、高齢者の擁護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等について、20年度の調査結果を公表した。【齋藤栄子】
調査対象は全国1,741市町村および47都道府県。高齢者虐待と認められた件数は、「養介護施設従事者等」(従事者等)によるものが20年度で595件となり、前年度より7.6%減少した。調査開始から減少に転じたのは初めて。
一方、「養護者」(高齢者の世話をしている家族、親族、同居人等)によるものは1万7,281件と前年度より2.1%増加し、過去最多だった。
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