医療・介護のコンサルティングを手掛ける「リンクアップラボ」(福岡市)の酒井麻由美代表は22日、オンラインセミナー(CBホールディングス主催)で、2022年度の診療報酬改定について見通しを示した。中央社会保険医療協議会でこれまでに議論されてきた40近い項目を読み解き、スタートダッシュに向けたヒントを数多く明かした。【川畑悟史】
オンラインセミナーを見逃した方へ、アーカイブ配信中!
「【先手必勝】22年度診療報酬改定を徹底解説」
詳細・お申し込み方法は以下をクリック。
https://www.cbnews.jp/seminar/entry/20211222archive
22年度診療報酬改定の方向性の見通しを示す、リンクアップラボの酒井代表
22年度の診療報酬の改定率は、本体と薬価・材料価格を合わせた診療報酬全体でマイナス0.94%になった。薬価は1.35%、材料価格は0.02%共に引き下げられる一方で、医療行為の対価に当たる本体部分は看護職員の賃上げや不妊治療の保険適用の費用を含めてプラス0.43%に。ただ、酒井代表は、「0.43%は今回の看護職員などの処遇改善加算の部分が入っており、この処遇改善の部分を除くと果たしてどうなのか。厳しい改定になるのでは」との見方を示した。
この見方を踏まえ、酒井代表は、これまで中医協で議論されてきた項目について、「入院」「外来・在宅」「働き方改革」の3つの視点から22年度改定を展望した。
セミナー講演資料を基に作成
(残り787字 / 全1416字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】