東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第72回)が23日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新規陽性者数の7日間平均について、前回(15日時点)の約19人/日から、22日時点で約 28人/日に増加したと指摘。「8月下旬以降、増加比は100%前後で推移していたが、前回の約121%から今回は150%と、100%を超える値が続いている。新規陽性者数が増加傾向にあり、注視する必要がある」としている。【新井哉】
コメント・意見では、オミクロン株感染者の増加に備え、都が医療機関に対し、入院医療体制確保の準備を依頼するとともに、濃厚接触者と確認された人を特定の宿泊療養施設で隔離し、健康観察していることを取り上げ、「現在、都内で、渡航歴のない変異株(オミクロン株)陽性者の発生も危惧される状況であり、入院医療体制への影響も踏まえて宿泊療養施設の確保が必要である」としている。
(残り251字 / 全657字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】