初診からのオンライン診療を恒久化する政府の方針を受けて、厚生労働省は、オンライン診療を適切に行うための指針の見直し案をまとめ、それへの意見募集を始めた。オンラインでの初診は「かかりつけの医師」が行うことを原則とする一方、「診療前相談」で症状や医学的情報を確認することなどを条件に、受診歴がない患者への実施を認める内容。意見は2022年1月7日まで受け付ける。【兼松昭夫】
オンライン診療の現在の指針では、初診は対面で行うのが原則とし、緊急避妊などに限り、初診からの実施を例外で認めている。これに対して見直し案では、対面診療を日頃から行うなど、患者のことを把握している「かかりつけの医師」に初診からの実施を認め、それ以外の医師も条件付きで行えるようにする。
受診歴がない患者へのオンラインの初診を認めるのは、
(残り366字 / 全717字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】