厚生労働省は、7日に開かれた第1回精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会で、精神障害の労災認定の現状・課題と論点案を示した。認定要件や対象疾病などについて検討する必要性を挙げた。【新井哉】
2020年度の精神障害の労災請求件数は2,051件で、現行の認定基準を策定した11年度(1,272件)と比べて約1.6倍の規模となっている。厚労省は、こうした現状に加え、請求件数の増加を反映して平均処理期間が長期化の傾向にあることを指摘。「今後も請求件数が増加することが考えられ、審査のより一層の迅速化、効率化を図る必要がある」としている。
(残り342字 / 全608字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】