厚生労働省がまとめた最近の医療費の動向2021年度7月号によると。7月の概算医療費は3.7兆円で前年同月比+2.6%、コロナ前の前々年同月比は▲2.1%となった。また、4-7月累計は14.5兆円で前年同期比+7.3%、前々年同期比は▲0.1%。全体として、コロナ前の水準にほぼ戻っている。【ライター 設楽幸雄】
4-7月の前年同期比を診療種類別医療費で見ると、医科入院は+4.9%、医科入院外は+11.4%、歯科は+12.5%、調剤は+2.6%で、医科入院外と歯科が2桁の伸びの一方、医科入院と調剤の伸びが低い。
医科入院外と歯科は、延患者数を表す受診延日数が共に+10.1%と2桁増となっているのが大きい。
一方、医科入院の受診延日数は▲0.2%とマイナスになっている。調剤は+9.3%で、2桁増に近い。
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