日本医療機能評価機構はこのほど、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の「共有すべき事例」を公表した。「レセプトコンピュータの入力間違いによる薬剤取り違え」の事例を取り上げている。【新井哉】
「共有すべき事例」によると、70歳代の男性に以前からベタニス錠50mgが泌尿器科より処方されていたが、今回はベオーバ錠50mgへ変更された。先頭の文字の「ベ」が同じであったため、事務員は前回と同じ処方であると思い込み、レセプトコンピュータに「ベタニス錠50mg」と入力。薬剤師は、本来は処方箋を見て調剤するが、レセプトコンピュータと連動して印刷された薬袋を見てベタニス錠50mgをピッキングした。薬剤交付時に患者から指摘され、薬剤の取り違えに気付いた。
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