厚生労働省健康局結核感染症課などは24日、緊急やむを得ない場合を除き制限する等の対応を求めていた社会福祉施設等での面会について、新たな留意点をまとめた事務連絡を各都道府県などに宛てて出した。可能な限り安全に実施できる方法を検討することとしている。【齋藤栄子】
19日に、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部による「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が決定し、面会については、面会者からの感染を防ぐことと、利用者、家族のQOLを考慮することとし、地域における発生状況等も踏まえて、利用者、面会者等の体調やワクチン接種歴、検査結果等も考慮し、対面での面会を含めた対応を検討する方針が示された。これにより、2020年10月15日付の事務連絡で示した、社会福祉施設等での面会および外出に当たっての留意点を見直した。
具体的には、▽入所者および面会者の体調やワクチン接種歴、検査結果等も考慮して、管理者が面会時間や回数、場所を含めた面会の実施方法を判断する▽面会の実施方法を判断する際、入所者および面会者がワクチン接種済みまたは検査陰性であることを確認できた場合は、対面での実施を検討する-などの考えを示した。
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