厚生労働省は10日、「健康・医療・介護情報利活用検討会」の下に設置したワーキンググループ(WG)の第1回の会合を開いた。全国の医療機関間で電子カルテ情報を相互に利用できる仕組みを構築することを目指し、WGでは電子カルテ情報および交換方式の標準化について検討を進め、年内に論点整理を行う。【齋藤栄子】
「医療情報ネットワークの基盤に関するワーキンググループ」は、6月に閣議決定されたデータヘルス改革に関する工程表に従い、医療情報ネットワークの基盤上で取り扱う医療情報の内容や方式について一定の方向性を明らかにするため、年内に3回程度の会合で、▽共有・交換する情報▽共有・交換する手続きと方式▽電子カルテ内の標準化等▽コスト・拡張性▽電子カルテの普及-の観点から、具体化に向けて議論し、論点整理を行う。
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