岸田文雄首相は、8日に行った衆院と参院での所信表明演説で、「成長と分配の好循環」を掲げた「新しい資本主義」を目指す中で、分配戦略の第3の柱に、「看護、介護、保育などの現場で働く人の収入を増やす」ことを位置付け、そのために「公的価格評価検討委員会」を設置して、公的価格の在り方を抜本的に見直す考えを示した。次期診療報酬改定の新たな焦点になるとみられる。【ライター 設楽幸雄】
岸田首相は、目指す新しい資本主義への車の両輪が成長戦略と分配戦略とするとともに、「分配なくして次の成長なし」として、分配戦略を特に重視する姿勢を示している。
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