中央社会保険医療協議会が1日に開いた「入院医療等の調査・評価分科会」では、回復期入院医療での心大血管疾患リハビリテーションの推進を巡って議論が集中した。一部の委員が、急性期後の回復期医療での継続的な心臓リハビリを進める必要性を主張した。一方で別の委員からは、回復期リハビリ病棟では循環器科といった専門医の配置などで課題があるとの意見が出た。【松村秀士】
厚生労働省によると、心不全や急性心筋梗塞の患者が年々増加しており、それらの伸び以上に心大血管疾患リハビリを受ける人も増えている。2019年にそのリハビリを新たに受けた患者数は33万5,115人で、15年よりも13万1,960人(65%)増加。関係学会のガイドラインでは、超高齢患者の増加への対応などの観点から、回復期リハビリ病棟での心臓リハビリの活用が有力な方策となると指摘している。
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