厚生科学審議会の分科会は17日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を実施する方針を決めた。追加の接種は、2回目の完了からおおむね8カ月以上の間隔を空けて実施。使用するのは前回までと同じワクチンで、対象者は今後の科学的な知見や諸外国の状況を踏まえて判断する。厚生労働省は早期に、こうした方針を自治体へ周知する。【松村秀士】
厚労省によると、新型コロナワクチンの有効性は時間の経過に伴って減少する可能性があるとされており、追加接種を実施している国もある。ただ、その対応状況は国ごとにさまざまで、イスラエルは対象者を12歳以上としているが、ドイツやフランスではハイリスク患者に限定。一方でカナダは、エビデンスを引き続き注視して実施するかどうか決めていない状況だ。
■各社製、3回目の効果ありとの報告
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