厚生労働省は、新薬の薬価収載時の薬価を算定している薬価算定組織の議事録の第1回公開を、15日の中央社会保険医療協議会・総会で行い、了承された。今後は、新薬収載を審議する中医協・総会から2カ月程度を目途に算定組織の議事録を公開する。保険医療材料等専門組織と費用対効果評価専門組織の議事録も同様に公開していく。【ライター 設楽幸雄】
薬価算定組織の議事録の1回目の公開は、5月12日の中医協・総会で薬価収載を審議した新薬13成分と、新薬収載に合わせて実施する市場拡大再算定5成分に関するもので、4月20日と27日の2回の開催分。
厚労省は、企業秘密に関する取り扱いの検討、調整を行い、取りまとめたと報告。今後の公開については、新薬収載を審議した中医協・総会から2カ月程度を目途に厚労省ホームページの中医協ページに掲載するとした。
議事録では、個別品目の薬価算定に当たって、企業側の意見を聞く品目もあることが明らかにされた。
しかし、特に、そうしたケースでは、企業側の意見や委員の質問などの大部分が非開示となっている。
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